By FUNS Staff KAWAKAMI

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    こんにちは。ルーキー(最年長)です。
    今回も修行に行ってきました。フライをはじめて約1年が経ちますが、この釣りと仲間に出会えて本当によかったな~と思います。今回は、そんな私を甘やかしてくれる仲間から離れて、単独でのトライであります。

    というのも前回忍野へ連れていってもらって、圧倒的な差を感じまして・・
    これはちょっと自主トレしないとなと思ったわけです。(当たり前なんですけどね)

    さて、今回は練習には最適!リヴァスポット早戸に向かいました。東京から車でわずか1時間半でこの規模のエリアがある。関東は羨ましいなとしみじみ。(実は神戸在住)

    さて、8時に現地に到着したのですが寒い!(釣行は4月9日、前日東京は雪だった)いそいそと準備をして釣り場に立ってみる。寒いからどうかなーと思ったんですが、すでに所々でライズ。これはいい練習ができそうだなと自分のなかで目標を設定しました。

    1.ドライで狙って釣る(ティペットの長さとドラッグの関係を解明する)
    2.大型をかけてやりとりを練習する

    ライズもそこそこにあったので、ドライフライからチャレンジ開始。
    飛んでいる虫が見えなかったので、前回の忍野で習ったように黒いボデイーの餌を捕食していると仮定して、6X9feetリーダー+8Xのティペットで挑戦、一発目で食ってきた。
    25センチぐらいのニジマスではあったが気分は最高だ。
    つづけて数匹釣れ続いたので、これが「正解」として、いろいろ試してみることに。
    フライの色を黒→茶色→白に変更。
    色が明るくなるにつれて食わなくなったように思う。やはり色は黒であっているようだ。

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    その後、ラインブレイクなどもあってティペットがなくなり、そのまま使い続けてリーダーも短くなってきたので、1.の疑問を解決すべくそのまま朝一の黒いフライを結んで流してみる。
    出ない。
    それでは、とばかりに短くなったリーダー(約8feet)の先に、8Xのティペットをちょっとオーバー気味に1M(約3.3feet)ほどつけて再度流してみる。数投後、ものすごい勢いでニジマスが飛び出してきた。40センチ越えの綺麗なニジマス。でも、ドラッグどうだった?なんて余裕はなく、あわてまくって、なんとかネットにおさめた。これで2.の課題は完了。興奮冷めやらぬ中ではあったが今日は修行なので、写真もそこそこに釣りに戻る。

    8Xを継ぎ足した後は釣れつづけていたので、思い切ってティペットを3分1カットしてトライ。
    リーダー6X(約8feet)+60cm(約2feet)=バイト数は変わらない。
    再度カットして6X(約8feet)+30cm(約1feet)=見に来るけど食わないことが増え始める。
    さらにカットして6X(約8feet)+10cm(約0.3feet)=また食わなくなった。

    これでナチュラルに流すこととティペットの長さの関係を理解できたように思う。
    図らずしも、釣りを開始して3時間足らずで、今日の課題を経験できてしまった。

    そこで、ちょっと気になっていたことがあったので、それも確認してみることに、
    それは「大物はどうやったら釣れるんだ?」ということ。

    前回、真冬に来た時も仲間が大きいのをかけていたが、数の中に混じる感じであった。
    正直な話、ルアー育ちのわたしにとって、フライでの魚とのやりとりはなかなかの課題。
    ルアーではリールのドラグに依存してきたことのつけで、アワセ切れ、やりとり切れとまだまだ課題が山積・・
    今回できれば大物とのやりとりは数をこなしておきたかった。

    最初に、大物をかけた人を見つけてコツを聞いて回ったが「サイズは運だなー」との回答が多い。
    しばらくはそっかーと思いながら釣っていたところ、大物を揃えて釣っているルアーの方がいて、何を投げてるのか聞いてみると、7gぐらいまでウエイトをあげたミノーを使っているそうだ。見えない場所に大物はいるのでそこばかり狙っているとのこと。

    なるほどなーと思い、メバル用に作っていた#8のマラブー(タングステン)を引っ張り出してきて、キャストを開始してみた。キャストして、扇状にドリフトさせる、キャスト後の高速リトリーブ、しばらく試すと明らかに高速の方が反応も良く、サイズがでかい。
    これいけるかも!と思い、ポイントを渡り歩きながら、見えない部分にマラブーをしっかり沈めて釣っていった結果、釣れてくる魚は一回り大きくなった。そして最後には嬉しい50センチ弱の個体も3本取り込むことに成功。
    「フライ=繊細」だけではないことも知り、また楽しみが増えた。

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    リヴァスポット早戸は、私のような経験が浅い人にもとてもいい経験ができる場所だと思います。放流ではありますが、近い将来出会うであろう本当に釣りたい魚との思い出を少しでも現実に近づけてくれます。

    今回のルーキー的まとめ
    ティペットの長さ=ナチュラルに流せる時間と考える
    大型が見えないということは、見えないところを釣る
    渓流=繊細でなく、強い釣り方も有効になる時はある

    今回の疑問
    ドライフライにパシャって出るのに、なんで口にかからないのか?
    次回はこの辺を勉強してみよう。

    I don’t want to be alone, I want to be left alone.
    一人ぼっちになるのはいやだけど、そっとしておいて欲しいの
    オードリー・ヘップバーン
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